空腹が訪れる。満たしに出掛けようかと思った時に限って面倒臭さが頭から体に伝う。どうしたものかと思えど、時計の針が音を鳴らすのを黙って聴いている。限界が来てしまったのでふと我に帰り冷え込んだ街に出向いては、どうして歩き始めてしまったのだと考…
正しい街かどうかは誰に聞いても曖昧だ。 自分にとって合っているか合っていないかなんて、自分さえも分からないもの。ただ皆口を揃えて発するのは人工ウイルスの話題とかなんとか、同じ会話は繰り返されては消費されていく。マスクはしたって意味ないが飛沫…
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