Yuya Kumagaiのオフィシャルなブログ

ギタリストやカメラマンやロマンチストなどなどやってる熊谷勇哉による何気無いブログ。

僕のギターヒーローの話

DEAD ENDのギタリスト・足立“YOU”祐二さんの話をします。

 


彼が空に旅立った事を知ったのはDEAD ENDの公式ホームページでした。

 


僕にとってDEAD ENDというバンドは、自分の音楽人生を語る上でなくてはならない音楽の一つです。

幼少期から家で流れていたその音楽は僕にとって日常でした。そして、年月が経ちギターを始めた頃にYOUさんの独演会を観に行きまして、ソロアルバムの中から数曲の演奏が行われ、心が躍ったのを鮮明に覚えています。

ライヴ後に直接お話しできる機会があり、その時に僕は「どうやったらYOUさんのようにギター上手くなりますか?」と聞きました。今思えば、当時始めたばかりの僕は何かヒントだったり、向上心を見せようとか色々いらん事を考えてたんだと思います。

するとYOUさんは少し笑いながら「練習だね」と答えました。そんな返答に僕は何も言えなくなってしまい、ちょっぴり恥ずかしくなりました。

 


MORRIEさんのソロプロジェクト・Creature Creatureのライヴでゲスト出演したYOUさんの演奏を一度見ていましたが、登場してから場の空気が一瞬で変わり、演奏したら電撃が全身を駆け巡ったのを覚えています。確かパラダイスだった記憶。

それから少ししてDEAD ENDが復活して、高校生になる前くらいだったか、バンドの新しいサウンドに魅了されていきました。

 


最近の個人的な話ですが、自分が関わった中のとある曲がDEAD ENDのEmbryo Burningにインスパイアされて作りました。

 


今でもあのサウンドに魅了され、そして自分なりの音楽のあり方に繋がり、僕をいつまでもキッズにさせてくれるYOUさんに無念の気持ちで一杯です。そしてありがとうございました。

 


ご冥福をお祈り申し上げます。