Yuya Kumagaiのオフィシャルなブログ

ギタリストやカメラマンやロマンチストなどなどやってる熊谷勇哉による何気無いブログ。

2019年のクマガイ的ベスト9

今年も今日で終わるということで自分にとっての9枚を選ぶとしたら何になるのか気になって作ってみました。

 

1年間でたくさんの音楽が世の中に出されている中で、自分も比較的多くの音楽を追ってチェックしているつもりでしたが、去年に比べて新しいものを追うよりも既にリリースされているものを聴くことの方が圧倒的に多かったです。

 

とはいえ、膨大なリストから選ぶのもだいぶ悩ましく、今回は

「2019年で個人的に最も影響を受けたものベスト9」というコンセプトの元選出しました。

 

 

左上から順にコメントしていこうと思います。

いってみましょう。

 

 

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1. 楊 丞琳 - 「刪・拾 以後」

 

台湾を中心に活動する歌手、女優で、僕が初めて彼女のことを知ったのは高校生の時に「海派甜心」というドラマを見たことから始まります。

当時はYouTubeでもなんでも情報がまだ早くなくて、とにかく日本語の解説も殆どない状態で探していました。

最近になって知ったことですが、彼女は自分でPVなどの制作にも関わっていてその世界観がとても温かく切なく、それでいてマンドポップに留まらない音楽性もバラエティに富んでいる印象があり、今回の3年ぶり11作目のリリースはまさに初めて聴く人でも不思議な心地良さを体験できると思います。

 

 

2.  ANARCHY - 「The KING」

 

日本のHIPHOPの中でも本当に大好きなラッパーのアルバム。CDが売れない御時世だけれども13000円する価格設定、このアルバムには彼の価値としてではなく、『ラッパーの価値』を示したかったというコンセプト、全てがカッコイイ。そして肝心の中身も冒頭の一曲目意外全てに客演を入れた豪華さ、それぞれの曲がマッチしていて良く考えられた作品だと衝撃を受けました。

そして何より彼のリリックは彼にしか書けないし、彼にしか使えないライムが存在することも本当に素晴らしいと思いました。

 

 

3.藤井風 - なんなんw

 

こちらはシングル盤なのですが、彼の歌とピアノのスキルといい、最近発表されたものですが選ばせて頂きました。まだ彼の素性はそんなに知らないのですが、関わっているミュージシャンたちが少し上の先輩方というのも知って、とんでもない人だと思いました。プロデュースはYaffleこと小島裕規さん、こじさん!

歌声はとても哀愁がありそれでいてエネルギッシュでそれに対して楽曲は素敵なアレンジが施されていてかっこいい。とにかくキャッチーなのに日本語の使われ方が楽しい。好きです。

 

 

4. Phum Viphurit - 「Hello, Anxiety」

 

タイ・バンコク生まれのシンガーソングライターで彼の楽曲はノスタルジーを帯びながらもフレッシュでとても美しいです。この曲もシングル盤として発表されたものですが、アーバンという言葉が良い意味で似合うそんな雰囲気があります。

個人的にはグルーヴもハーモニーも絶妙でくせになってしまいました。この曲以前のアルバムでも同様のフレッシュさがあり、何でもない日にずっと聴き続けてしまいました。

 

 

5. Kanye West - 「JESUS IS KING」

 

僕はカニエの作品が大好きで、恐らく一番長いコメントになってしまうだろうと思いますので、なるべく短くまとめられるように頑張ります。

このアルバムが発表される前に、突然Sunday Serviceというカニエ主催の音楽を通した日曜礼拝のようなものが毎週不特定箇所で始まり、その映像がまずコンセプチュアルすぎてなかなか衝撃的でした。ミュージシャン的にはとても見ずにはいられないくらいに豪華なChoirs、楽器演奏陣もホットな人たちで行われていて、またとんでもないのが始まったとワクワクしたのを覚えています。

そして巨大な音楽フェス・コーチェラに出演したSunday Service、歴史的な瞬間とは言わずにいられない映像が記録されました。

その後に今回のアルバムがドロップされ、一曲目にSunday Service ChoirがフィーチャリングされたEvery Hourで幕開けとなり、終始カニエが神の使いとしての言葉を歌っているようでした。

様々な評論記事を読み漁り、今までのアルバムの遍歴から時事までもがここにたどり着いているのかと思うと鳥肌ものです。鬼才でしかない。

そしてつい最近ですが、Sunday Service Choir名義で「Jesus Is Born」というアルバムが発表され、そちらはカニエの楽曲のアレンジであったり、ゴスペルを堪能できるものとなっています。こちらにはエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっています。

とにかく、美しく、人間的な一面が詰まっている作品だと思います。(泣ける)

 

 

6. C.O.S.A. - 「Death Real」

 

SUMMIT所属のラッパーで、僕が最初に彼を知ったのはKID FRESINOとの共作・「Somewhere」。リリックがとにかくセンシティブでありながら力強く、トラックは極上。HIPHOPはここにあると思うくらいに素晴らしい大好きなラッパーの1人です。

今回はシングル盤なのですが、トラックの一音目からカッコイイ。そしてリリックもまたかっこよくて、こんなスタンスで音楽やっていきたいって思わされるくらいに痺れます。

 

 

7. フィロソフィーのダンス - 「エクセルシオール

 

楽曲バッキバキのアイドルグループのアルバムです。曲を作ってるのは宮野弦士、彼の抜け目ない曲に誰でも聴けてしまうキャッチーなメロディにやられてしまいました。上半期は多分一番聴いてた気がします。

ありがたい事にひょんなことから彼に会える機会があり、そこで竹内まりやのPlastic Loveを弾いていたことは忘れません。尊敬してます。

このアルバムは特に全曲聴けてしまうくらいによく出来た作品で、こんなにも個を持ちながらも知的な雰囲気を纏っているというのも興味深いなと思います。音楽オタクが本気でアイドルグループの曲を作るとこんなのができるというのをひしひし感じます。

 

 

8. Tyler the Creator - 「IGOR」

 

彼のアイデアだったり、音楽的なところだったり、全てが羨ましいなと思います。初期のクルーから秀でた才能がアルバムごとに変化していく様を見ていると、人生なんでもありだなと思わせてくれるそんなアーティストです。

前作「Flower Boy」にてTiny Desk Concert にてバンド編成で行われたライヴ映像がとても面白く、単なるラッパーとしてのタイラーではなくアーティストとしての創造性とユーモアがそこにはあって、音楽の側面をアルバムと結びつけて紐解く助けになりました。

そして今回のアルバムでタイラー節とでもいいましょうか、タイラーらしい陰りのある雰囲気もありつつユーモアに知的さを感じてしまう、そんな不思議な感覚、何と説明していいか、、、聴いてみればわかります。

彼はファッションにも力を入れていて、彼のブランドコレクションの絶妙な色味が個人的に大好きで、僕のアイデアに貢献してくれていることは間違いありません。多彩でありつつ、その進化の過程をリアルタイムでみれている事も僕の彼に対する興味深さを加速させているのは間違いありません。

また、このアルバムのリード曲である「EARFQUAKE」の公式のリミックスが出ていて、「EARFQUAKE(Channel Tres Remix)」を初めて聴いた時もびっくりしました。あの曲がこんなリミックスになるなんて想像もつかなかったし、仮にこういったアプローチでリミックスしたとしてもパッとしない出来になってしまうのが目に見えていたのに、本当にうまく出来ているなーと思わずにいられませんでした。それもLAを拠点に活動するアーティストChannel Tresというのも面白いなと思いました。

 

 

9. Chris Potter - 「Circuits (feat. James Francies & Eric Harland)」

 

サックス奏者のクリス・ポッターの新作にピアニスト・James Franciesとドラマー・Eric Harlandが起用されたと知って聞かずにはいられませんでした。蓋を開けるとかなりアーバンなジャズシーンのサウンドがあってとても聞き応えがあります。

このアルバムを聴く前にJames Franciesのアルバム「Flight」を聴いていて、ちょうど今年の11月にヴィブラフォン奏者・Joel Rossの来日もあったのもあり、自分の中でJames周りがとてもホットな音楽になっていました。

ちなみにプロデューサーはRobert Glasperのバンドでベースを弾いているDerrick Hodgeを迎えてBlue Note Recordsからのデビュー作。

話を戻すと、上記のアルバムにも参加したクリス・ポッターが出す新作といったらもしや最先端な音楽やるのかと期待していたら期待通りのお腹いっぱいさでした。

ドラマーのエリック・ハーランドと言ったらもうジャズミュージシャンで知らない人はいないだろうと言わんばかりの素晴らしすぎるミュージシャンで、これがまたライヴになったらどの曲も化けてしまうんだろうなと想像してしまうくらいです。

他にもMARK GULIANAの「BEAT MUSIC! BEAT MUSIC! BEAT MUSIC!」やJoel Rossの「KingMaker」なども加えて置きたかったのですが、James Franciesの話がしたいが為にこのアルバムを選びました。

 

 

 

ということで、長々と書いてしまいましたが以上の9枚についてコメントしてみました。レビューというよりはただ好きってだけで書いてるので、あんまり詳しいウンチクなどはそれぞれであまり書いてません。

来年も新しい音楽にたくさん出会って、アウトプットしていけたらと思います。

 

ありがとうございました。

良いお年を。