Yuya Kumagaiのオフィシャルなブログ

生音ヒップホップバンド・HipDistrict、ポエトリー&エレキギターユニット・Anti-Trenchにてギターを弾いてる熊谷勇哉による何気無いブログ。ライヴ情報やその他活動の記録やいろいろをオフィシャルに書きます。

京都の風情はあるのか。

今日はとある話をします。

僕が京都に初めて行ったのは大学1年の秋、ロイヤルサウンズで同志社と対バンに行った時でした。

それから一年後くらいに京都に再び旅行として行き、3日で30箇所くらい行くというハードな事をやりまして、そしてまた一年後京都に旅行で向かい、今回また京都に向かう機会がありました。

 色んな場所に行ってじわじわと確信に変わっていった事がありまして。我々が知っている京都は京都じゃなくなって来てるんじゃないかなーという印象が景色や建造物に対しての在り方に違和感を感じるという形で見えてしまったんです。

勿論、特別何かが変わったわけでは無いんですけどむず痒い何かを終始感じて止みませんでした。

 

今回僕は写真を撮ることにハマって一緒に同行した写真家の友人と色々撮りながら回って、多くの人たちが写真を撮っていることに気づきました。

今まで自分は写真を撮るという習慣が全力で無かったので景色は抽象的なエネルギーとアイデアの巣窟でしかありませんでした。

 しかし、写ルンですiPhone片手に撮りたい所を探すようになったら段々と景色が刹那的なものであったんだと気付き、一気に世界が変わりました。

 

瑠璃光院という建物に行った時に人の多さにげんなりしつつも、1番衝撃的だった光景がそこにありました。窓枠越しに広がるそこにしか無い美しい紅葉の景色に、狭い建物内で人々が私も私もと激しく押しのけ合い、もっとも近く良く撮れる場所へと腕を伸ばしそれを求めて向かっていっていたのです。

景色なんかどうでも良くなりました。風情は景色にあるのではなく、観る側がどう対峙するかでこんなにも変わってしまうんだと思いました。

 

観光地周辺もやはりそうでした。ただ名所に足を運んだだけで美しさを確かめただけというか、これでは私はあの有名人に会ったことがあるよ!と言っているのとまるで変わらないではありませんか。

僕からしたら京都はいち観光地に過ぎないので美しい古の町の京都を汚すな!とか全く思わないんですけど、ただただ今の時代を垣間見た気がしてならなかったんです。

 

こうした記事はなかなか淘汰されがちですし、あまり不特定多数の人々の目に晒される場所で言うことでも無いっちゃないんだろうとは思うんですけど、これが京都を訪れる人々の素行で済めば何ら気に留めることでも無いんです。

京都の町はたった3、4年で大きく変わってしまった印象が強かったんです。

 

チャリで旅する友人と旅先で合流した時に彼がふと話してくれた大阪の話がありまして、彼が幼少期に大阪の繁華街に訪れた時と比べてつい最近訪れた同じ場所がキャッチで溢れていてガラリと変わってしまった印象を受けてショックだったと。勿論幼少期の印象なので十数年前と今では受け取り方が違うけどもそれにしても違和感を感じたという話です。

まあ変わるよな〜ぐらいにしかその時は感じてなかった一方でなんかわからんでも無いという気持ちもあり、彼とはその日の夜別れて、明日は最終日を満喫しようと思っていました。

翌日、夜の清水寺付近を散歩しようと練り歩いていたところ、2年前に訪れた場所に同じお店が無くてチェーン店のお店が入っているのを目の当たりにして、それが一件だけでは無く所々でそういった状況になっていることに酷くショックを受けたのを東京に戻って来てからも強烈に思い出します。

京都のとある場所で枝垂れ桜のライトアップを開催しなくなったのはニュースにもなりましたが、観光客の質が変わっていく過渡期に京都はいるのかもしれないなーと肌で痛いくらいに感じました。

 

とまあ色々書いてしまいましたが、僕は普段東京で活動していて他の地域の文化を知らない身としては、全てが新鮮に感じる瞬間で溢れているはずなんですが、今回ばかりは東京とある意味変わらない側面が観れて興味深かったです。

ただ、歴史的な文化財の数々が現代の文化とのせめぎ合いにいるというのは当然の事という認識でいるのは普通、でありながらちゃんちゃらおかしな話で、それでは近所の歴史ある建造物を見にいくのと大差無いではありませんか。

わざわざいにしえの地に足を運ぶわけですから、もっと紅葉ばかりでないところも足を運んでもいいのにと切に感じました。(本当に紅葉すげー宣伝されてるとこ以外は穴場扱いで本当に人が少なかった。)時間が経つにつれて時代それぞれの風情の意味合いが変わっていくのはなんとも淋しく思います。

 

とまあこんなところで、新しい趣味が出来たクマガイは写ルンですを今日もポケットに入れて一瞬一瞬を大事にしていきたいです。

 

では。

 写真は瑠璃光院の様子。

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